質問:遺留分とはどのようなものですか

遺留分とはどのようなもので、誰がもらえるものでしょうか。

遺留分とはどのようなものですかの回答

相続における遺留分とは、法定相続人が最低限相続できる割合のことを言います。

基本的には被相続人の意志を優先し遺言書の内容は執行されますが、一部の相続人にとって不利益が生じてしまう内容の遺言がなされたときなどに、最低限相続できる財産を保証するものとして定められています。例えば、被相続人が愛人に財産のすべてを相続させるといった内容の遺言を残した場合に残された妻子が不利益を被ってしまうため、遺留分によって最低限の相続する権利を確保する。といったケースが挙げられます。
遺留分が保証されている相続人は配偶者、子供、父母です。兄弟姉妹は保証されません。
遺留分を確保するには、遺言書により財産を相続した人に「遺留分減殺請求」をする必要があります。「遺留分減殺請求」の権利は相続を知った日から1年あるいは知らなかった場合でも10年を過ぎると無効となり権利は消滅します。
遺留分の割合は配偶者は子供は、被相続人の財産の1/2、父母など直系尊属は1/3となります。

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